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このページでは、巻き爪になる原因を紹介します。

■爪の成り立ち


爪は成分はケラチンです。(髪の毛と同じですね)そして たて・横・たての「3枚層」で構成されいています。

この一番下の層と、一番上の爪表面の縦列のケラチンは 乾燥で縮やすい性質であり、

中間層が横列のため、柔軟性や強度を保っています。また、縦列はたてに裂けやすく、横列は横に裂けやすい)

また、爪床(肉にくっついている部分。ピンクに見える部分)からは水分や栄養分をもらえますが、

爪先の部分は もらえなくなるとも言われています。

◆原因◆(順不同)

「爪は体重がかかることにより、その形態を維持している」と考えられ、寝たきりや加重がかけられない方、外反母趾・浮き指・ロック歩行なのど、骨に変形以上のある方では、巻き爪や陥入爪といった状態を生じやすいことがわかってきました。

きちんと加重する事で 爪は地面からの反発も加わり 『たわむ』事によって 平らになると最近の研究でもわかってきました

1・適切な歩行が出来ていない

きちんと足裏(指先)を使い歩行することで、常に下から圧力がかかり 平らな爪を維持出来るのです。
年齢が若くても運動をせずあまり歩かないなど、足の指に適度な圧力がかかっていない生活をしていると、巻き爪になることもあるのです。足は全体重がかかる部分です。
体の中の骨や筋肉の上にある爪ですから、正しい姿勢で、バランス良く歩き足に合った靴を履かないと、結果 爪も変形してしまうのです。

2・遺伝や骨格

巻き爪が遺伝するということではなく、「巻き爪になりやすい」爪質が遺伝するのです。
「巻きやすい爪質」とは?
爪の形は肢骨の末骨の形状に左右されるので骨格と同様に、肌質、髪質、爪質も遺伝します。

末節骨が細い、末節骨が丸い、末節骨の幅に対し爪幅が広い(オーバーネイル)など

質=爪の厚み、柔らかさ、水分量、強度などのバランスも遺伝する可能性もあることから、遺伝的に巻爪になるケースもあります。

3・乾燥

最初に爪の構造でもあるように、爪は3枚の層でできていて、そのうち、一番下の「縦列」はお肉にくっついて水分の多い層に対し
一番表面の「縦列」は水分量が少なく、体質的に乾燥しやすい爪や、マニキュアなどの科学薬品などで、爪の水分が奪われ強く縮む事により「巻き爪」になります。
また爪甲剥離(爪床から爪甲が剥がれる)し乾燥して巻爪や変形爪になる場合も多々あります

4・サイズの合わない靴

極端につめ先に荷重してしまう ハイヒールは爪を圧迫してしまい爪変形の原因になってしまいます。
また、小さすぎたり、逆に大きいいサイズの靴で、靴の中で足が遊んでしまう靴も巻き爪(特に陥入爪)の原因でもあります。

5・爪の切り方
爪は爪と指の間の溝(爪溝)に沿って伸て行くと言われています。
深爪に切ってしまうと、爪溝のルートも内側になると同時に、爪まわりのお肉も盛り上がって来て陥入爪の原因になりやすい。
また、爪の角の切り残しがあると、爪が伸びた時に棘の様に、肉に刺さり、痛みや炎症(陥入爪)をおこします。

6.ジェルネイルなどの美容行為によるのも

上記に記したとおり、爪は歩くたびに自分の体重の加重と、地面からの反発によって たわんで平らになります。
美容行為である、近年人気のジェルネイルを施すと、爪を固めてしまうため たわむ事が出来なくなるのです(当店の母体である、ネイルサロン・エターナルでは柔軟性の高い材料など、お客様の爪の状態にあった素材を厳選しております)。
また、爪の表面を削る行為や、油分除去などの行為も乾燥します。
そして、爪を伸ばしすぎる事により 爪先が縮んで巻いてきやすくなるのです。

​7・爪白癬などの感染によるもの

白癬菌が爪に入り込むと 爪の組織が壊され、やがて爪床(爪下のお肉と密着している部分)から剥がれてきます(爪甲剥離)爪は爪床からの水分や栄養分がうまく吸収出来なくなり、乾燥し、また指圧もかからなくなるため 巻き爪になります。また放置すると、爪は更に肥厚し爪切りが出来なくなるばかりではなく、爪が剝がれてしまう事もあります。当方では、白癬の疑いがある方には必ず医療機関での受診をお願いしています。

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